アニメ視聴実態調査

ロイヤリティマーケティングが実施した「アニメの視聴実態に関する調査」により、世代によってアニメの視聴スタイルが大きく異なることが分かりました。この調査は2025年8月5日から7日にかけて、Pontaの「コミック、アニメファン」セグメントから抽出した20~50代の1,000名を対象に行われました。

視聴手段は世代で明確な違い

最もよく利用するアニメ視聴方法について調査したところ、全体では「有料の定額制動画配信サービス」が29.7%でトップとなりました。続いて「テレビ番組の録画」が22.9%、「無料の動画配信・見逃し配信サービス」が22.0%、「テレビのリアルタイム放送」が20.7%という結果になっています。

年代別の視聴方法

特筆すべきは世代間の差です。20代では「有料の定額制動画配信サービス」の利用が46.8%と突出しており、サブスクリプション型の配信サービスが主流となっています。一方、50代では「テレビ番組の録画」が30.4%、「テレビのリアルタイム放送」が29.2%と、合計で約60%がテレビを通じてアニメを楽しんでいます。年齢が上がるにつれて、従来型のテレビ視聴が主流となる傾向が見られました。

若年層に見られる独特の視聴スタイル

アニメ視聴時の行動についても調査が行われました。「よく行う」「ときどき行う」を合わせた回答では、「放送・配信後、できるだけ早く見る」が61.9%、「数話たまってからまとめて見る」が58.8%となりました。

視聴行動の調査結果

視聴スタイルでは「オープニングやエンディングなどを飛ばす」が61.7%、「好きな作品や場面を繰り返し見る」が54.4%という結果でした。

世代別で見ると、若年層特有の行動が浮き彫りになりました。「全話の放送・配信終了後に一気に見る」「家事や食事、スマートフォン操作などをしながら見る」といった行動は、20代・30代が50代を20ポイント以上上回っています。また「本編を倍速で見る」については、20代が35.6%、30代が32.4%だったのに対し、50代は18.4%にとどまりました。

視聴から購買へ広がる消費行動

好きなアニメ作品に関連して、視聴以外に行った行動についても調査されました。全体では「原作のマンガ・小説を読んだ」が49.3%で最多となり、「主題歌・関連音楽を聴いた、または購入した」が28.6%、「キャラクターグッズを購入した」が28.4%と続きました。アニメ視聴をきっかけに、原作や音楽、グッズといった関連コンテンツへと消費行動が広がっている実態が明らかになりました。

アニメ関連の消費行動

アニメ関連の1カ月平均支出額については、全体の53.6%が「使っていない」と回答しました。しかし世代別では違いが見られ、20代は56.4%が何らかの支出をしており、最も高い割合となっています。月10,000円以上を支出する割合も、20代が8.4%で、30代の7.2%、40代の5.6%、50代の2.8%を上回りました。

性別で異なる好みのジャンル

好きなアニメのジャンルについては、全体で「アクション・バトル」が41.3%でトップ、「ファンタジー・異世界」が40.9%、「日常・コメディー・癒やし」が40.1%となりました。

男女別では明確な違いが見られました。男性では「アクション・バトル」が52.0%で1位、「SF・ロボット」が29.4%と、女性を約20ポイント以上上回っています。一方、女性では「日常・コメディー・癒やし」が48.0%で1位、「恋愛・ラブコメ」が28.2%と、男性を10ポイント以上上回る結果となりました。

おすすめ作品のトップは「鬼滅の刃」

おすすめアニメ作品ランキング

他の人におすすめしたいアニメ作品を最大3作品まで自由回答で尋ねたところ、「鬼滅の刃」が140件で最多となりました。次いで「名探偵コナン」が104件、「ワンピース」が86件という結果です。また、2025年7月24日に映画が公開された「ちいかわ」は41件でトップ10入りを果たしました。長年愛されている作品から、映画公開で注目を集めた新しい作品まで、幅広い作品が支持されています。

本調査は、世代や性別によってアニメの楽しみ方が多様化している現代の視聴実態を浮き彫りにしました。配信サービスの普及やライフスタイルの変化が、アニメコンテンツの消費スタイルに大きな影響を与えていることが分かります。

出典:「アニメの視聴実態に関する調査」株式会社ロイヤリティマーケティング
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000911.000004376.html